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2008.01.04 Fri
2007年の読書を振り返る
2007年、私が読了した本の総数は63作品(68冊)。
このうち、実に約半数にあたる30作品が
「この作家さんの作品を読むのはコレが初めて!」というものでした。

ただ単に、今までいかに特定の作家を偏読してたんだ
って話なんですけどね(汗)。
昨年の私は30人もの作家さんと新しい出会いをしたんだ
という風に考えると、とても意味のある1年だったと感じます。

特に印象深かった作家さんは(どなたも今さらですが…敬称略で)
佐藤多佳子、瀬尾まいこ、桜庭一樹、辻村深月といったところでしょうか。
あとはやっぱり森見登美彦さん!
今年も、この方たちの作品はどんどん読んでいきたいです。

そして、昨年読了した本を振り返って
「もう1度読みたい!」「たくさんの人に読んでみてほしい!」と思える作品
ベスト10 をピックアップしてみました。  

順位はつけられなかったので、以下読了した順です。
 

『風が強く吹いている』 三浦しをん
風が強く吹いている
自分も一緒に走り続けている気がして「読み終えるのがもったいない」と思えた作品。
あり得ない、けどそれを超えて主人公たちが成長する様が素晴らしい!

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦
夜は短し歩けよ乙女
荒唐無稽でフワフワしていて、読んでいる時間がとにかく楽しかった。
登場人物たちも多彩で、とにかく嬉しい驚きの連続になむなむ!

『家守綺譚』 梨木香歩
家守綺譚
今まで読まなくてすみません!図書館で借りちゃった私のバカ!
読み終えてすぐに書店で買い求めました。この世界観、日本人として母国語で読めてよかった。

『八日目の蝉』 角田光代
八日目の蝉 
女とは・・・母性とは・・・色んなことを深く考えさせられました。
逃亡劇をミステリ調に描く前半と、心理描写が巧みな後半の対比も絶妙でした。

『ミーナの行進』 小川洋子
ミーナの行進
いいものはいいんですよねー。読んでいて心地良い。それしか言えない。
何が起こるってわけでもないんですけど、キラキラしていてウットリします。

『中庭の出来事』 恩田陸
中庭の出来事
いちばん感想の書きにくかった(書けなかった)作品がコレ。
賛否は分かれるみたいですが、他の誰にも真似できないであろう凝った構成に唸りました。

『映画篇』 金城一紀
映画篇
泣いたり笑ったり、元気をもらったり。映画も小説も一緒です。
大切なものはすごくシンプルなんだと気付かされます。各編のリンクも粋で◎でした。

『俳風三麗花』 三田完
俳風三麗花
直木賞候補に挙がって初めて知った作家さんの初めて読んだ作品です。
奥深くい俳句の世界が分かりやすく描かれていて、じっくり何度でも読みたくなりました。

『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子
一瞬の風になれ(全3巻セット)
昨年の本屋大賞受賞作。誰の心の琴線にも触れるであろう珠玉の青春小説。
ひとつのことに純粋に取り組む姿のなんと眩しいことか!続編とかサイドストーリーも読んでみたい。

『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹
赤朽葉家の伝説
名門一家の女三代の生き様を、時代背景と共に鮮やかに描いた作品。
骨太な物語のもつ力にグイグイと引き込まれました。面白かった!

次点:
『花宵道中』 宮木あや子
『スコーレNo.4』 宮下奈都




図らずも、直木賞、山本周五郎賞、本屋大賞・・・といった名だたる賞に
ノミネートされた作品が多くなってしまいました。しかもほとんどが一昨年の作品。
ちょっと新鮮味に欠けますね・・・。(ミーハーですみません)
次点の2つはいずれも新人作家のデビュー作。完成度の高さに脱帽でした。

ちなみに今年の目標は
世評に流されず、古典や名作をじっくり読む
読んだ本の感想は早めに(せめて1週間以内に)書いてブログを行進する

の2つです。頑張るぞーーー。 


【おまけ】
>つまらない本は中身がつまらないのではなくて、
>相性が悪いか、こちらの狭小な好みに外れるか、どちらかなだけだ。

という角田光代さんの名言を胸に、読んだ本の中身を貶すことは極力避けている私ですが
残念ながら「好みに外れ」てしまった本を数冊書いておきます。  
*以下、ちょっぴり毒舌です。 
 著者ご本人様、関係諸氏、ファンの方々には申し訳ございません! 

『クローズド・ノート』 雫井脩介
エリカ様主演で映画化され、あの「別に」発言で一時的に超有名になってしまった作品。
原作であるこの本は、意外性もなく、共感もできない内容でした。
この平凡な原作を、何故あえて映画化するのだろうか・・・。オリジナル脚本書けよ、と言いたい。

『晩夏に捧ぐ』 大崎梢
書店員2人組が事件を解決する“成風堂書店シリーズ”第2弾。
第1弾は短編集で、小じんまりとした事件ながらもひとつひとつがよくまとまっていたのに
長編になった2作目は設定の無理が目についてしまって楽しく読めず。肝心のトリックも不粋でした。

『螺鈿迷宮 』 海堂尊
バチスタシリーズのスピンオフ的作品。
おそらくシリーズの行く末に絡んでくるキーパーソンが登場しますが、彼女の登場までが長い。
シリーズを続けて読んでいこうと思っている人でも、正直これは読まなくても大丈夫でしょう。

『5』 佐藤正午
これは途中で投げ出した(リタイア)した今年唯一の作品。
とにかく、主人公の男が生理的に受け付けない・・・。しつこいし・・・。
しかも著者がそれを肯定して楽しんでいる点が、すごくひとりよがりな気がしました。
   

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌
◆読書メモ    Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
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2008.01.05 Sat 05:03 [ Edit ]
Posted by ぴのこよりお返事
★鍵コメさま
お褒めにあずかり大変恐縮です!すごく嬉しいお言葉でした。
拙い感想文ですが、今後もたくさん読み続けていきたいと思います。
2008.01.09 Wed 10:42 URL [ Edit ]

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