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「 ◆私的シネマNavi 」 の記事一覧
| HOME | 映画 『それでもボクはやってない』
「やってない」無実の人が、やってもないのに罰せられること。それが冤罪。
痴漢という卑劣な犯罪の嫌疑をかけられてしまった主人公を通して 冤罪事件ってなんだ、裁判ってなんだ、というテーマに正面から向き合っている映画でした。 2時間半近い時間がアっという間に感じるほど、素晴らしい展開と構成にも脱帽。 ![]() 私たち観客は “主人公は「やってない」” という前提で映画を観始めます。 が、あれよあれよという間に主人公は警察へ出頭を余儀なくされ、 刑事から取り調べを受け、留置所に入れられ、弁護士と向き合い、検事に尋問される。 ここまでが本当にアっという間でぐいぐい引き込まれます。 主人公を演じる加瀬亮さんがいい味なんですよ〜。どこにでもいそうな青年の演じ方が抜群デス! 認めれば不起訴、罰金さえ払えばすぐに出られる、裁判をしても勝てる保証はない・・・ 刑事に検事に弁護士に何と言われようとも、「ボクはやってない」と言い続ける主人公。 そして起訴され、裁判が始まる。 ここで、裁判なんて無縁の世界に生きてきた主人公の母(もたいまさこ)と友達(山本耕史)が登場。 (お2人ともさすがの存在感でした!) 私たち観客も置いていかれることなく、2人と同じ目線で、ひとりの関係者の面持ちで 裁判をが何たるかを学び、見守ることができます。いわば、主人公の味方です。 ※以下、若干ネタバレありです。これから観る方はご注意を!
テーマ:それでもボクはやってない - ジャンル:映画 映画 『フラガール』
今日は映画を観て参りました。
![]() いや〜思いのほか泣きました。泣いて、心がスッキリしました。 「良い作品」だと思います。 あらすじ:昭和40年、本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、 かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなくなっていた。 そんな町を救うため、この北国に“楽園ハワイ”を作り上げるという 起死回生の一大プロジェクトが持ち上がる。目玉はフラダンスショー。 盆踊りしか知らない炭鉱の娘たち(蒼井優、他)にフラダンスを教えるため、 東京からダンス教師が呼び寄せられた。 元花形ダンサーで気位の高いその女性(松雪泰子)は、 炭鉱や素人の炭鉱娘たちを馬鹿にするが、 やがて少女たちのひたむきな熱意に、忘れかけていた情熱を再燃させる。 ひとりひとり厳しい現実を抱えながらも、炭鉱娘たちは友情を支えに 強く美しいフラダンスの真髄を体の中に染み込ませていく。そして―。 常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人々の 奇跡の実話、感動の映画化! 何が凄かったって、まず特筆すべきは 松雪泰子さんと蒼井優さんのフラダンス!! ![]() お2人とも、ものすごく様になっていて、しなやかで、素敵だったぁ〜。 どれだけの特訓を積めばあんなに踊れるようになるんだろう。本当に感服でした。 劇中の松雪さんのレトロなメイクやファッションもお洒落でカッコ良かった☆ 見事に再現された炭鉱の枯れた景色や町の人々の素朴さとギャップがあって。 ストーリーの展開としては、ベタなんですよ。 保守的な炭鉱の人々に、最初はまったく受け入れられなかった ハワイアンセンター、フラダンス、そしてまどか先生(松雪さん)だけど 様々なアクシデントや苦境を乗り越え、それぞれが変化し、結束していく。 ある意味想像どおりなので、映画としての意外性は乏しいです。 でもだからこそ、すーっと浸れるし、泣けるのかも。 結局、映画ってこれでいいんじゃないかと思ったのです。 観ている人が、笑えたり、ホロっと泣けたり、元気になったり。 別に大きな仕掛けがなくたって、「観てよかったな」と思えるかどうかなんですよね。 フラガールの一員で、南海キャンディーズのしずちゃんが出ているんですけど 彼女のインパクトや雰囲気で笑わせてくれる場面もありましたし、 舞台となっている福島の強烈な訛りがアクセントになっていて、それも上手く笑いに作用してた。 (トヨエツさんよりも蒼井優ちゃんの福島弁の方が断然上手かった!と私は思った) あと、ベテラン俳優陣がグっと映画を引き締めてました。 ハワイアンセンター創設とフラガールのお世話に奔放する役の岸辺一徳さんの台詞回し。 ダンサーになりたいという娘(優ちゃん)に猛反対し、 炭鉱の仕事に誇りを持った、強く厳しい母を熱演していた富司純子さんの存在感。 特に、富司さんは私の中で上品な役のイメージしかなかったので、すごい底力を見た感じで。 ジェイク・シマブクロさんが手掛けた音楽も心地よくて ちょっとサントラを聴いてみたくなってしまいました〜。 そして私もフラダンスを習いたい〜!踊ってみたい〜!! と思ってしまいました。(超単純 )そう。でも映画ってこれでいいんですよね。きっと。
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