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「 ◆「ナ」行の作者→その他 」 の記事一覧
2007.04.18 Wed
『ケッヘル』
中山 可穂 文藝春秋 (2006/06) 私の凡庸な頭では、この作品に組み込まれた膨大なストーリーを整理することができません。 ・・・と観念してしまうくらいに、重厚で濃厚で密度が高くて、圧倒されました。 過去から逃れるために滞在していた海外生活を送り憔悴していた伽椰(かや)。 ドーバー海峡に面した港町で、一人の風変わりな男・遠松鍵人と出会う。 すべての事象をモーツァルトの作品番号=ケッヘルと結びつける彼に翻弄されながらも、 伽椰は帰国後の仕事を遠松に斡旋され、鎌倉の旅行代理店で働き始める。 が、添乗員として出かけたその先で続けざまに「事件」と遭遇する。 伽椰の過去と遠松の生い立ち。物語は、それが交互に明らかになっていく形で進みます。 そしてその両方が「事件」の真相に結びついていくのです・・・。 とにかくもう、2人の人生ドラマティックの連続。波乱万丈すぎやしませんか?!という感じ。 ミステリ的(謎解き)要素だけ見ればちょっと盛り込みすぎで「とってつけた」感は否めませんが、 それでもグイグイと惹き付けられる作品であることは間違いありません!! (2007年4月18日読了/☆4)
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