私の本棚。読了本の感想等をぼちぼち綴ってマス♪
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「 ◆エッセイ・実用書 」 の記事一覧
2007.04.26 Thu
『本を読むわたし』
本を読むわたし―My Book Report 本を読むわたし―My Book Report
華恵 (2006/07)
筑摩書房

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モデルであり作家でもある華恵ちゃん、なんと若干15歳! 
作文コンクールで文部科学大臣賞を受賞して、小学生で作家デビュー・・・すごすぎる。
しかし彼女が書く文章は、なんというか、決してお高くとまったりとか巧く見せようとかしてなくて
とにかく素直でまっすぐ。小さい頃からどんな本と触れ合い、どんな暮らしをして育ってきたか
スルスルっと伸びやかに記してあります。
この本の中で書かれていたのではないんですが、彼女があるサイトのインタビューで
「読書」についてこう受け答えをしていたのが印象的でした。
 “本を読むことはひとりの行為ですが、
  「ひとりぼっち」から解放されてどこかに繋がっていけます。
  見たことのない、知らなかった世界を目にしたり、思いがけない人との出会いがあったり、
  その中の誰かが私の気持ちをことばにしてくれて、びっくりして泣きたくなったり、嬉しくなったり”

そう!これはまさに、私が本を読む理由、そのものでもあります。
こんなにも自分の言葉で表現できるなんて、すごいな、華恵ちゃん。
 

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌
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2007.03.24 Sat
『書店繁盛記』
書店繁盛記
書店繁盛記
posted with amazlet on 07.05.08
田口 久美子
ポプラ社 (2006/09)

ジュンク堂・池袋店の副店長である著者が、書店業界・出版界を広く見渡して綴るエッセイ。
ここ数年のネット書店の猛威に危機感を募らせながら、
リアル書店員の仕事がどれだけ大変で、どれだけ割の合わないものであるかを、
そしてそこに秘められた熱意を、若い書店員さんへのインタビューを織り交ぜながら伝えている。
翻訳家・柴田元幸さんのお言葉を借りるなら
“よい書店が成立するということが、多くの書店員の血と汗と涙の賜物であり、
ひとつの奇跡であることがよくわかる本である”。
同意です。本が好き、書店が好きな者として、この奇跡がずっと続くことを願います。

(2007年3月24日読了)
  

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2007.02.15 Thu
『書店風雲緑』
小さい頃から、私は暇さえあれば本屋さんに入り浸っているような子供でした。
学生時代も社会人になった今も、やっぱり書店に行くことが好きで
何を買うでもなく本を眺めて、貴重な休日の時間を潰してしまったりもします。
(図書館の静寂さもいいですが、書店の雑多な感じも落ち着くのです)

長年“買う”立場として親しみ続けてきた書店という場所を、
本を“売る”立場として知る人の思いや書店業界の現状を知りたいと常々思っていたので、
『本の雑誌』等でコラムを連載なさっているカリスマ書店員(※)
田口久美子さんの著書を手に取りました。
 ※田口さんは現在、ジュンク堂池袋店に副店長としてお勤めだそうですが、
  ジュンク堂HPにいくと「東のカリスマ」と紹介されています!

書店風雲録 書店風雲録
田口 久美子 (2007/01)
筑摩書房

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さて、誤解を恐れずにあえて評するなら、
この本は回想録。「あの頃は〜だった」という思い出話の本です。
それ以上でもそれ以下でもないような気がします。 

西武百貨店のテナントとしてスタートし、
「文化戦略」の多方面展開における一端を担った書店(wikipediaより抜粋)『リブロ』。
その創設期を支えた人たちへのインタビューを核としながら、
当時の経済情勢や西武グループの歴史、世間の流行や思想傾向等を振り返り
どんな本が求められたか、どんな書店を目指していたか、がつらつらと綴られます。

ところで、『リブロ』という書店。私の住む街にも1店舗あるんですが、
自宅からも職場からも遠いので、あまり頻繁に足を運ぶ機会はありません。
でも、立ち寄ると他の書店とは違う雰囲気を感じるお店なのです。
どこが?と言われると・・・やはり取り扱う本の種類や並び方。
美術書とか洋書とか思想書、あとオシャレなインテリアの本など
実用性重視というよりは「アート」を全面に出した感じなんですよね。
立地上、若い女性の利用率が高そうなのでそのせいかな〜と思っていたのですが
この本を読んで納得しました。
創設者やその当時のスタッフによる意図的な売場作りが、受け継がれているというわけです。
哲学とか思想とかカルチャーとか、私はそういった方面にめっぽう疎く
例えば『ポストモダン』がああでこうでと書かれていてもいまひとつピンとこないので
そういった箇所はスルーしてしまったのですが、
かなり博識な書店員さんたちがその思いや当時の苦労を色々と語っておられます。

読んでいて「ほぅ」と思ったのは、各書店におけるレイアウト構成のことや
(印象が異なる大型チェーン店であっても、
 売場展開に差異があるだけでジャンル構成比は実は似ている、とか)
純文学、現代文学、ミステリーetcのジャンル分けは年々複雑化して
右往左往しておられるといった話など。
やはり自分が書店を利用する際にも気にしてしまう部分でした。

ただ本を並べるだけではなくて、「棚を作る」ということ。
その棚における意味合い、並びの流れ、本どうしの関連性を考え抜くこと。
また、本が売場に辿り着くまでの摩擦やしがらみ。
様々な工夫や努力が積み重なっていて、その分だけ苦労も随分と大きいのだと
今さらながらほんの一端を知ることができました。

(2007年2月15日読了)
 
 

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